08年4月9日
軍事に関する政府の浪費ぶりたるや、どれだけ強調しても過ぎることはない。米国防総省の08年度予算は、他のすべての国々が抱える軍事予算の合計額を上回る。現行のイラクとアフガニスタンでの戦争は、この公式予算に含まれていない。これを賄う補正予算だけでも、ロシアと中国を合わせた軍事予算の総額より多い。08年度の防衛に関する支出は1兆ドルを超えると見込まれる。史上初めてのことだ。
ウォーラーステインが、現代の世界情勢について、ニュース速報のような視点からではなく、長期の展望を持って省察を行います。
そして、まだだれも語ろうとしないことがある。イラクに対する血塗られた征服の陰で、私たち自身が征服されたということだ。私たちの精神と人間性、私たちの尊厳がまずまっ先に制服された。声をあげ行動しなければ、私たちの敗北は決定的なものとなるだろう。
この戦争の真に恐るべきことは、アラブ民族主義とイスラム武闘派を結びつけたことだ。ブレアとブッシュが引き起こした嵐はまだ始まったばかりといえるほど、彼らの犯罪は巨大である。
ブッシュが国民から「使命」を与えられたと思いこんでいるのなら、私たちはアメリカ市民として、自らに課せられた使命を果たさなければなりません。
ブログで最初に掲げる言葉に祈りをこめながら、リバーベンドはその名前の由来をそっと教えてくれる。
──いつかきっと、お会いしましょう。弧を描き流れる河のほとり、心が癒され魂も蘇るというあの地で──
ゆったりと曲がり(ベンド)流れるチグリス川に抱かれて、古都バグダッドは燃えている。(安濃一樹)
08年1月20日
──カイサルはガヤラのアルジュブール部族の出身です。あの部族は、アメリカ人には理解できない倫理観を持っています。カイサルは、ジュブール部族だけでなく、すべての部族の誇りであり、英雄となりました。彼の名が忘れられることはないでしょう──
ブット元首相暗殺事件
パキスタン軍事政権と
イスラム過激派の危険な関係
07年12月31日
──ムシャラフ将軍の政権は、もう長くは続かないでしょう。自分で自分を追いつめてしまいました。ワシントンの要望を受けて、ブットと結んだ取引を守るはずだったのに、それができなかった。暗殺を防げなかったのは彼の責任です。ワシントンの面々が、ムシャラフの代わりを探し始めるのに、それほど時間はかからないと思います。そうしてパキスタンでは暗黒の夜が続いてゆく。軍事独裁者と腐敗した政治家の舞台が、役者を入れ替えて、また繰り返される──
07年10月24日
──兵士は行動を選択することができます。法と正義を踏みにじる戦争を止めるために、自分は戦闘に手を貸さないと。・・・いま兵士たちが、この戦争は合衆国憲法に反することを知り、立ち上がって武器を捨てるなら、これからどんな大統領が現れても、正当な理由のない戦争はもう二度とできないでしょう──
07年9月16日
死者100万という怒りと不安に満ちた数字を裏打ちするような調査報告がイギリスの世論調査エイジェンシーから公開されました。イギリスのORB(世論調査ビジネス)はイラクの成人(18才以上)1461人に聞き取り調査を行い、イラク戦争が原因で、それぞれの家庭(同じ屋根の下に住む親族)から何人の死者を出したかと質問しています。回答の割合は・・・
法という名の正義
CIA漏洩事件の闇に迫る
フィッツジェラルド検事
大陪審が出した起訴状は、事実だけを積み重ねていた。そこには人を駆り立てるような言葉などないが、読むうちに心が動かされる。尊いものを守ろうとする誠実な努力が感じられるからだろうか。CIA漏洩事件の大陪審に選ばれ、わずか40ドルの日当と4ドルの交通費だけで2年間の調査を続けた人びとがいた。政権を揺るがす起訴を告げた市民の名を誰も知ることはない。
02年7月23日、ロンドンのダウニング街にある首相官邸では、国際法を無視し民主主義を忘れた者たちが、密かに戦争の準備を始めていた。アメリカ・イギリス連合軍の爆撃によって、バグダッドが燃え上がる8か月まえのことだった。
リンチ上等兵を救え!
戦場のヒロインと
ペンタゴンの情報操作 span>
もし日本各地に、12万人の狂信的な愛国者たちが私設軍隊を組織して、機関銃やロケット弾など有りあまる武器を手にして、米兵や自衛隊員を襲っているとしたらどうだろう?
ところが始まってみると、入場時の印象とはまるで違う話が続きます。特定問題調査会代表の荒木氏は次のように断言しました。
──拉致被害の根本原因は日本の歴代政権・政治家の腐敗、北との癒着、日本警察の無能・無責任にある──
シンディ・シーハン
キャンプ・ケーシー反戦運動
05年9月9日
まだメディアは、シンディのことを「息子を亡くした悲しみを乗りこえて平和を願う母親」として描こうとしている。イラク侵略についてのシンディの批判を伝えきってはいない。活動家となった母親は、ブッシュ政権によるイラク侵略の目的や背景を調べあげている。その中で、シンディ自身が「決定的だった」と言うものがある。それが、漏洩したイギリス政府の機密文書だった。
ドナの巡礼日誌(1)
アメリカに来て──ここはなんでも大きいところ、レジスタンスも
シンディ・シーハンを支援しようと、全米から多くの支援者がテキサス州クロフォードに集まり始めています。もし日曜日以降もまだ彼女がそこに留まっていれば(彼女は逮捕の脅しをかけられています)、私もそこに行くつもりです。
ドナの巡礼日誌(2)
シンディ速報、メールアドレス、そして妹の詩
米国の、イラクの、パレスチナの母親たちがともに泣き叫ぶ姿を思い起こしましょう。すべての母親の「なぜ」という問いかけは、かならず答えられなければなりません。
私は、水曜日にクロフォードのピースキャンプ、キャンプ・ケーシーに合流するつもりです。保守的なテキサスのど真ん中で、熱烈に戦争に反対するアメリカ人のグループに混じるのは、なんといっても貴重な経験になることに間違いありません。
05年8月31日
あなたはシンディを大好きになるでしょう。ノッポで痩せぎすなので、若いころ、たぶんヤナギさんと呼ばれていたんじゃないかというタイプの女性であり、今は柳のように枝垂〈しだ〉れてます。弛〈たる〉んでるということではなく、ソフトでアンバランス、子どもをおぶってるみたいに前かがみ、長い茶褐色の肢体と垂れ下がったブロンドの毛髪、小さな者に視線を向け、与え、話しかけるためなのか、いつもうつむきかげんの皺が寄った顔、世界の重荷が少しは彼女を造形したのでしょう。
ジョージ、8月6日に私に会ってくれなくて、ありがとう。キャンプ・ケイシーにきっかけを与えてくれて、ありがとう。この休暇が開けてから、あなたのお宅ホワイトハウスまでキャンプ・ケイシーに押しかけて来てほしくないことは分かってるから、私たちの兵士たちをすぐに故郷に呼び戻すように提案します。